どんなパズルを選んだらいいの?

まずは、ご自分の経験にあったものを選んでください。

それぞれのパズルには、その絵がいくつの断片(ピースといいます)でできているかが表示されています。大人用のパズルでは、108ピースから始まって、200、300、500、1000、2000ピースというように、色々な種類があります。

ピース数が違っても、ひとつひとつのピースの大きさはあまり変わらないので、ピース数が多いほど、できあがりサイズは大きくなり、また難しさもどんどん増えていきます。

まったくパズルを組むのが初めてであれば、108ピースや300ピース、多くても500ピースくらいから始めるのがよいでしょう。その範囲内で、いちばん気にいった絵柄を選んでください。

見栄えがいいからといって、いきなり1000ピースから始めると、途中でいやになってしまうかもしれません。簡単なものから初めて、最後まで完成させる楽しさをまず味わってみるのがポイントです。

完成までの所用時間の目安

経験や絵柄によってかなりの差があります

108ピース
30分〜1時間
300ピース
1〜3時間
500ピース
2〜5時間
1000ピース
6〜12時間

パズルを飾るためのパネルは、必ずしも最初からお求めになる必要はありません。付属の糊で固めて、そのままポスターのように飾ることもできますし、あとからパネルをお求めいただいても構いません。

もしパネルをお求めになる場合には、パズルのサイズをよく確認してください。ピース数が同じでも、メーカーによってパズルのサイズが異なるので、注意が必要です。サイズはそれぞれのパッケージに表示されています。

パズルの中身って、どうなってるの?

パズルの箱を開けると、パズルのピースが透明な袋に入って出てきます。このピースが全部組み合って1枚の絵が完成するのですが、つないでいく順番は特に決まっていないので、途中過程は、あなただけのオリジナル・ストーリーということになります。

パッケージの箱は捨てないでください。その箱の表に印刷されているのが、パズルを組むときの見本の絵となります。ですから、実際にできあがる絵は、見本の絵よりもはるかに大きなものになります。

ピースが全部そろっているかをチェックするために、最初にピースの数を数える方もいらっしゃるようですが、その必要はありません。万一そのような場合でも、完成後、不足のピースだけをお送りしますので、すぐにパズルを楽しんでください。

テンヨーの工場では、ピース不足が起きないよう、厳重な管理をしておりますが、お客様がピースをなくされた場合を含め、いつでも必要なピースだけをお送りするサービス・システムをとっております。その場合、正しい形のピースをお届けするために、箱の中に入っているサービスカードが必要ですので、パズルが完成するまで大切に保管してください。

どこから組み始めたらいいの?

パズルを組むときは、テーブルの上に大きな紙を敷いて、その上で組むようにすると、移動させたり、あとで糊をつけたいときに便利です。もしパネルをすでにお求めになったのであれば、パネルの台紙の上でパズルを組むようにするとよいでしょう。

パズルの箱の絵を見本にして組みます。組み立て方にとくに決まりはありませんが、普通はまず周囲の部分から組みます。なぜかというと、周囲にくるピースは必ず一辺が直線でできているために、他のピースと区別がつくからです。まず直線があるピースをすべてとり出して、それだけで周囲の部分を完成させましょう。ピースの色と形を手掛かりに、となりあったピースをつないでいくのです。もちろん2辺が直線のピースは、4隅にくるピースです。

次に、残りのピースをすべて表向きに直しながら、色や柄で仕分けします。パズルの底箱や、ご家庭にある容器のフタやお皿などを利用して、その上に並べていきます。

そして、もっとも手掛かりが多そうな部分から組んでいきます。端からつないでいく必要はないので、いきなりまん中の部分を作って、あとからつないでいってもよいのです。

大勢で楽しむときは、分業で組むこともできます。空や海など、ひとつの色でできていて手掛かりの少ないピースは、とりあえず、まとめておいて、最後に組むようにするといいでしょう。

組んでいく途中、手掛かりが少なくなって、これ以上は進まないということも起きてきます。しかし、少し時間をおいて、もういちど見てみると、突然ひらめいて、正しいピースがわかったりもします。

またテンヨーのパズルは、ピースの形のひとつひとつに微妙な変化を持たせて手掛かりとなるよう工夫していますので、形からも推理を楽しんでください。ときどき、すごく特徴のある形のピースが出てきて、すぐに組めたりすることもありますが、これは遊びに変化をもたせるために、わざと仕組んであります。

えっ!完成したけどピースが足りない!

パズルを組んでいく途中で、1カ所のピースがどうしてもみつからなくて、そのピースがないんじゃないかと思うことがあります。でも、たいていは最後まで組むと、気づかなかったピースが入ってしまうものです。

完成したときに、本当にピースが足りない場合、次のようにしてください。まず、ひとつのピースが足りなくて、余分なピースがあるというような場合、どこかで組み間違いをしていることも考えられます。ピースどうしのすき間を見て、すべてのピースが正しく組まれているかチェックしてください。テンヨーのパズルはすべてのピースがぴったりくっつくようにできていますので、違っている箇所はすぐにみつかります。

また、遊んでいる途中でピースがどこかに入り込んでしまうこともよくあります。テーブルの下やゴミ箱の中など、パズルを組んでいた付近にあるものをよく探してみてください。

それでもみつからない場合は、サービスカードに必要な事項をご記入の上、テンヨー・サービスセンターまでお送りください(販売店さんに持っていかれると、かえって時間がかかります)。ジグソーパズルは同じ絵柄でも、作った時期によって微妙にピースの形が変わりますので、ピースの形を特定するために必ずサービスカードをお送りください。

パズルってどうやって飾るの?

完成したパズルは、ほとんどの方がインテリアとして楽しまれますが、バラバラに戻して箱にしまい、またあとで組んだり、他の方に楽しんでいただくこともできます。

お部屋に飾るときは、普通、付属の糊を使って、パズルを固めてしまいます。ただし、テンヨーのパズルの場合は、そのような手間をかけなくとも、ピースどうしがしっかり組み合っているので、そのまま別売りの専用パネルに入れていただくことができます。完成したあと、すぐに飾れるので、これがいちばん楽な方法です。絵に光沢が出るので糊を塗られる方もいらっしゃいますが、それもパネルの透明板をパズルの上にかぶせることによって、同じ効果が得られます。組み合わせがゆるいパズルの場合は、糊で固めてから飾るようにしてください。

好きな版画を飾るのと同じで、素敵なインテリアになります。ポスターなどと違って、カットラインが入っていることが、絵柄に微妙な味わいをもたらします。お友達が見たときにも「あっジグソーパズル!」と、普通の絵を飾るよりも興味を持ってくれるでしょう。

パズルを飾ることは、たんに絵を飾ることではなく、あなたが楽しんだり、苦労した時間の想い出も飾ることになります。

もっとパズルを楽しみたい!

最初のパズルが完成したら、少しずつ大きなサイズのものに、チャレンジしてください。

大きいからといって、必ず難しいとは限りません。例えば、ディズニーキャラクターのものでは、ほとんどがパズル用に描き起こした絵柄なので、なるべく手かがりとなるような要素を画面全体にとり入れてあります。

その場合、1000ピースのものであっても、海や空の多い 500ピースの風景の絵柄よりやさしいこともあります。このあたりは、なんどか経験してみると、わかってきます。

飾るお部屋に合わせて、パズルやパネルの色の組み合わせを考えたり、いろいろ工夫して楽しんでください。

ラージパズルへの挑戦

最後は2000ピース以上に挑戦です。ものによっては1カ月以上かかることになりますが、組み終わったときの喜び、飾ったときの満足感は、大作ならではの気分を味わえます。

これらのパズルに取り組む場合は、十分に環境をととのえないと、数日間に渡って、かなりの居住空間がパズルによって占領されてしまうことになりますので注意してください。

それでは、ゆとりとやすらぎのパズルライフをお楽しみください。